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Gのコラム

伝の記 11 寒雀(かんすずめ)

寒雀(2023/2/7)

 

 

実家の庭です。母は常に餌付けをしておりまして、今はスズメとカラスです。

 

その昔はヒヨドリも来ていまして、吉宗と名付けられたヒヨドリは空中キャッチでパンを食べてました。現役のスズメもカラスも、芸はなく、地べたにクチバシですが、毎日、毎朝、セッセ、セッセと皆勤賞です。

 

朝ごはんの順番は、先にスズメ、もちろん、米です、この日はお仏前にお供えしたご飯をあげました。

 

6:30を過ぎると約40羽の軍団がチュンチュンと騒ぎます。放置しているとガラス戸のすぐ向こう側にある手摺に整列して催促をするのです。

 

しばらく騒ぎを観察した後に、庭にご飯を撒きます。ガラス戸を開けると一斉に植込みの中に逃げ込むのですが、40羽の軍団が、そこからチラチラと顔だけ出して覗いています。ごはんを撒き終わり、家の中に入ってガラス戸を閉めると、スズメの朝ごはんの始まりです。表情はわかりませんが、まぁ、賑やかに、楽しそうに、ついばんでいます。母が買う米の半分以上はスズメが食べているようです。

 

スズメの次はカラスです。2羽のカラスが来ます。普段は残り物のおかずをあげるのですが、ボリュームが足りないと「おかわり」しに来ます。しょうがないので、ソーセージや唐揚げを買ってきてストックしているらしいです。

 

毎日訪ねてくれるチュンやカー、かわいらしいとも思うけど、食い過ぎです。「遠慮」って言葉覚えましょ。