客の来ない「薬局」居座る権益 実情に合わず(2021/6/9日経1)
安全性や品質の確保などを目的に定められた規制は必要なもの。ただ社会の変化にあわせた見直しや緩和も必要だ。それが進まない背景に、規制が生む利権や既得権益がのぞく。
「客の来ない薬局」がある。「対面でないと安全は保てない」という薬局の主張で、ネット販売の是非は最高裁まで争われた。2014年に大衆薬の通販は解禁された。ただそのときの厚労省は「販売主は有形の店舗であること」という省令を定めた。
技術が進み、消費者のニーズが変わり、時代とともに規制と実態はズレていく。それでも規制が変わらない背景に、前例踏襲や思考停止はないか、とのこと。
世の中のスピードに規制や法律がついて来られないことはあると思います。そういう面が、まったくない訳ではないでしょうが、前例踏襲や思考停止は、それ以上に沢山あるのでしょう。
さらに、利権や既得権益が絡んでいるモノもあるのでしょうね。残念な気持ちになりますが、古き良きモノというのも沢山あるわけでして、モノゴトには多面性があるだけに、この線引きは難しいです。
運輸業界にも、理解しがたいルールがあります。そして、それらが厳正に適用されていない事例が散見されます。正直者がバカを見たり、ズルい奴らがほくそ笑んでいたり、弱者が泣かされたりって現実ですね。
それでも、わかっていったらルールは破れないモノです。G.comは、正しい世界に一歩ずつ近づいていきたいと願います。