「超スマート社会」実現へ 阪口啓 東京工業大学教授(2019/12/4日経32)
2020年は5G元年を迎える。5Gの特徴は、超高速大容量、高信頼低遅延、同時多発接続である。
東京五輪では自由視点によるスポーツ観戦や、注目選手の追跡中継が可能になる見込みだ。さらに未来を考えてみよう。センサー(眼)とデータベース(情報)とAI(脳)に加えて制御対象(筋肉)。
筋肉はロボットであり、車であり、ドローンであり、都市であり、社会であり得る。そのような未来を超スマート社会と呼んでいる。これまで実現し得なかった人間とロボット・都市・社会との共同作業が可能になるのである、とのこと。
ヒトは今よりもっと働かなくなるのでしょう。「昔のお母さんは大変だった」というと「あほ!今も大変じゃ!」と云われます。が、炊事だって洗濯だって、カンタンで便利です。
今更、かまどでご飯が炊けますか?たらいで洗濯できますか? 会社の仕事もすごく楽になっています。読み書き、そろばん、調べモノ、昔に比べりゃチョチョイのチョイです。
皆が豊かになるのなら、社会問題の解決もあるでしょう。が、働かない人間の社会は、賢く再配分できるのですか?
記事の最後に次世代リーダー育成プログラムをスタートさせる予定とありますが、これが大切ですね。だって、放っておくと、富の集中はGAFAどころじゃなくなるでしょう。ヒトの社会が5G以上に進化しないと暗くて冷たい世の中になっちゃいます。今しか味わえないかも知れません。額に汗して労働の喜びを感じていましょう。