ギルドットコムブログ

 
Gのコラム

Gのコラム 49

「適性」認識 世界とズレ きしむ日本の品質㊥(2018/3/14日経17面)

 

オーバースペック=「過剰品質」の呪縛に苦しむ実態についての記事です。

 

日本ではメーカーが乱立し、ライバルを制して受注するために素材各社はライバルより高い品質をアピールする。

 

一方、車メーカーも故障などに備えて抱えておく交換部品の在庫を減らしたいがために、高い品質を素材メーカーに要求する、とのこと。

 

品質が高いことはとても良いことです。それを競って、「日本品質」なるモノが出来あがり、世界と伍して闘えるようになってきたのですが、品質上等に猛進し過ぎたことで、生きづらくなってきたよ、という記事です。

 

 

モノづくりだけでなく、過剰品質というのは、この国のみんなが感じているでしょう。

 

寸分違わぬ公共交通、よごれも凹みもない外装箱、終わらないおじぎ、ピカピカの自家用車などなど、日本人はきめ細やかな完璧が好きな国民です。

 

当たり前ですが、行き過ぎは良くないのです。特に地球相手に世界中で商売するには、行き過ぎた商品やサービスでは儲けることが難しいでしょうね。

 

90%までは相応の努力で順調に数値を上げられますが、その先は1%をあげるのに今までとは比べ物にならない努力を要するものです。どんなに大変でもガンバリますよ。だって「お客様は神様」ですもの。

 

そういえばYも最近は「あったらいいなは、無くても平気」という心持ちがノンビリしていて好きであります。