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トラックドライバーAKIRA

トラックドライバーAKIRA 第35話

ザバァ!

 

AKIRA:「・・・そ、そうだったんですね」

 

珍一:「まあ、現実はそんなに簡単じゃないよ。運行管理者試験も多分ダメだしね」

 

水木:「ふ~。とりあえずサウナ入りますか」

 

もわわ~ん。

 

珍一:「ところで、AKIRAくんは”ドライバーによるドライバーの為の運送会社”を作るんだよね。」

 

AKIRA:「はあ。そんなところです」

 

珍一:「具体的に、起業のプランは考えてるの?一般貨物自動車運送事業の許可も取らなきゃでしょ。」

 

AKIRA:「・・・。そうなんですよね、今んところなんも考えてないです・・・。とりあえず、ドライバー5人集めないとなって感じです。」

 

一同:「・・・。」

 

 

水木:「あっ、そろそろロウリュの時間かな?」

 

珍一:「ロウリュ?何それ?」

 

水木:「最近流行ってるサウナの楽しみ方の一つです。あそこにサウナストーンがありますよね?そこに水をかけると、ボワっと水蒸気が発生するんです。熱気がすごいですけど、気持ちいんですよ。」

 

珍一:「ふ~ん。なんか面白そうだね。・・・あっ、店員さん入ってきた」

 

 

AKIRA:「あそこに水を掛けるのか。」

 

水木:「そうです。ロウリュが始まりますよ。」

 

新人:「えっと、えっと・・・えーっと・・・」

 

(ん?研修中って書いてある。新人さんかな?なんかたどたどしいな・・・・。)

 

水ドバッ!!!!!

 

新人:「やべっ?!掛け過ぎた!!」

 

!?

 

ジュモウワワワワワ!!!!

 

一同:「熱っっづ?!うぎゃああああああ!!!」

 

 

なんか眩しっ・・・?!

ピカッ!!!

 

うぎゃあああああぁぁぁ・・・・・

 

・・・・

・・

 

プスプス・・・。

 

 

AKIRA:「ゲホッゲホ・・・。ちょっと!店員さん!水の分量おかしいでしょ!熱風で気絶するかと思いましたよ!!」

 

・・・・。

 

AKIRA:「・・・・・ん?ここは?あれ?」

 

 

・・・・ちゅ、中国!?

 

AKIRA:「寒っ?!・・って実体がある?!なんで?・・・てか裸じゃん!」

 

水木:「この前は背後霊的な感じだったのに・・・」

 

珍一:「へ?なにコレ?・・・・へ?」

 

ガラガラガラガラ・・・・。

 

やべっ!人が来る!

 

 

とりあえず隠れよう!

 

第36話へつづく