「企業物価上昇「川下」鈍く」(2018/1/17日経5面)
消費者物価へ波及せず脱デフレに壁。物価上昇の勢いが経済の「川下」に届きにくい状況が続いている。
企業間の取引で原材料の価格が前年比22.0%上昇したのに対し、完成品を示す最終財の上昇率は0.5%にとどまった、とのこと。
モノをつくる材料は値上がりしているのに、モノの値段は上がっていないということですね。そして、材料やモノを運ぶ物流コストも上がろうとしています。計算が合わないですね。
不思議の1、材料が2割上がっているのに値上げしないでもいい?どこかに蓄えや余裕があったのでしょうか?
不思議の2、野菜は天候不良などで直ぐに値段があがります。ブロッコリーも普段の倍値近く値上がりしています。値上げできない環境って誰がつくるのでしょう?Yは高い野菜を食べていますけど。。。
不思議の3、それでも企業は好業績の様子。値上げすると売れなくなるような厳しい環境で、材料費があがっているのに、どうやったら業績があげるのですか?
不思議の4、物流費の値上げ、本当に実行しているのですか?荷主企業がガマンしているのに物流屋が値上げを認めてもらったことなどないのですが?
コストが上がればモノの売値も上がるのが自然です。日本経済は不自然な体質なのでしょうか?商売人としては「適正な価値」を求め続けることが大切だと思います。そして、消費者としても。でも、安ければ買うよなぁ。。。