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Gのコラム 40

「日通、中国鉄道で日欧輸送」(2018/1/10日経14面

 

日本通運は、日本と欧州の間を中国の鉄道経由で貨物を輸送するサービスを開始する。

 

物流費は航空便に比べて半分程度に減らせる一方、船便よりも速く輸送できるとのこと。貨物は自動車部品や電機部品の輸送を想定おり、まず大型コンテナ20本の輸送を目指すとのこと。

 

中国の税関手続きの関係が課題であったそうですが、日通が個別に中国の税関当局と交渉した結果、スムーズな積み替えが実現してのサービス開始となるようです。

 

 

 

四半世紀以上前の話ですが、ハバロフスクからモスクワまでシベリア鉄道に乗りました。

 

極寒の平原を7泊8日、ゆっくりのったり走ります。ちょいと走れば海に突き当たる日本と違って大きい陸だなぁ、ツンドラに沈む夕日を見ながら青年Yはユーラシア大陸の広大さを思い知りました。

 

陸はつながっており、鉄道も敷かれています。

 

輸送手段として使い勝手が悪かったのは、境があるからです。「日通が個別交渉して」ってトコロがとても素敵に思います。

 

スケールは大きいけど、小さな一歩が新しい輸送サービスを生むのですね。

物流の世界には、解りにくくて見えづらい境が、まだまだ、あるように思います。

 

届ける喜び、受け取る喜びが大きくなれば境は小さくなっていくのでしょう。

 

G.comも境を失くす「何か」になりたいです。モノを届ける喜びと共に。