稚鮎(2025/4/22)
毎月、3人でご飯を食べる会が10年ほど続いています。最近は、みんな忙しいようで毎月という訳にはいかないのですが。
行くお店はいつも同じトコロです。ここで修行している若い子が常時2人位います。我が子よりも若いので、時に、子を思うは親の気持ちで彼らの奮闘を眺めます。いろんな子がいました。
食べるコトも大好きですが、それ以上に食べさすコトが好きな大きな親方が、愛情込めて育てているように見えます。
師弟の関係は客前では見せないようでして、弟子に対する荒い言葉や厳しい態度は見たことはありません。
だけど、親方の料理の美味さにいつも感激するのです。この達人について修行することが厳しくないはずはないのです。
修行に耐えかねて料理人の道を歩むことを諦める子もいます。家族の事情でお店を離れる子もいます。
お運びが中心だったセカン(元高校球児でポジションは二塁手)がこの日、焼き場に入っていました。
季節の走りの稚鮎です。もちろん、材料が良いし、私には初物の鮎です。
美味しいに決まっていますが、それ以上に美味しかったです。
もし、セカンのご両親がコレを食べたら号泣しちゃうと思います。
稚鮎が立派になるのに、一体何年かかるのか?どれほどの修行を積まなければならないのか?
大きく育って欲しいです。
セカン、ごちそうさま。とても、美味しかったです。