しんみり(2023/11/21)
先週、訃報が届きました。ゴルフ倶楽部での仲間でした。毎年、とても美味しいカラスミと中国茶をもらっていて、カラスミは直ぐに食べてしまうのですが、中国茶は長い時間をかけて、ゆっくり楽しんでいました。
夏は、水筒に入れて水出しのお茶で、寒くなってくると家で温かいお茶で飲んでいました。そろそろ、お茶が少なくなってきて自分で買わなきゃいけないなぁ、って思ってお茶を入れていた時に、知らせが届いたので、驚きながら、しんみりとお茶を啜りました。
急に寒くなってきたところでもあり、珍しく、何日もしんみりしています。
「物悲しい」というのは「理由もなくなんとなくかなしい」と辞書には書いてあります。今回のコト、理由はあるのですが、「物悲しい」という表現がピッタリな感じです。会うだけで嬉しくなる、とても優しい笑顔の方でした。ツルッパゲの巨体ですが、独特の気品があり、センスも、勘も、良くて、話も行動も、ユーモアにあふれた方でした。
時々に、思い出が浮かびます。もう会えないという簡単なコトがなかなか心に馴染んできません。
これからも、中国茶を飲む時には思い出すのでしょう。でも、楽しかったことを思い、にっこり微笑むことができるようになると思います。
安らかにおやすみください。