トラック運賃へ転嫁遅れ 燃料高でも1年半上昇せず(2022/10/05日経19)
企業間の輸送に使う貸し切りトラックの運賃への燃料高の転嫁が遅れている。新型コロナウイルス禍よりも低い運賃水準の期間が1年半を越えてきた。産業界では原燃料高の転嫁が進むが、中小零細企業が大半を占める運送業界では過当競争が値上げを阻む。
梱包資材などのコストも上がり、経営破綻にも歯止めがかからない。運送会社は全国で6万社を超えるが、その96%が従業員100人以下の企業だ。下請け、孫請けと続く多重構造で、元請け企業が運賃を引き上げても下請け会社への波及は停滞しがちだ、とのこと。
荷が細っている実感はあります。そして、荷を増やす努力をどうすればいいのか、わかりません。新規荷主の獲得は難しく、既存荷主から切られることは簡単です。
物流クライシスと言われ、運べない時代が来ると云っていたのに、コロナ禍ですっかりジリ貧感が染みついてしまいました。2024年問題もやってきます。唯一の原資は、労働時間でしたが、それも叶いません。
これでは、トラックドライバーになろうとする人は、いなくなってしまいます。世の中の産業を下支えする仕事だと思っていました。運送業は、トラックドライバーは、いなくなってもいいのでしょうか。少しでも多くの人に考えてもらいたいです。
G.comは考えます。大きなことではなりません。真面目に働くトラックドライバーが、人並みに暮らせるように。