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Gのコラム 268

日本は「ゆでガエル」国家(2022/7/26日経5)

 

日本は人口減少によって国家が縮んでいく現実にどこまで真剣に向き合っているだろうか。継続的な人口減少局面に入ってからすでに14年たったのに、労働力不足を克服し、年金、医療、介護の機能不全を防ぐ道筋は見えない。

 

少子化対策も踏み込みが甘く、このままでは「ゆでガエル」になりかねない。日本全体の人手不足は2030年に644万人に上る見通しだ。30年の欠員率は10%を超え、サービス業はなんと20%を超す。もはや「現場の頑張り」では到底持ちこたえられない、とのこと。

 

 

愚鈍なカエルは徐々に熱くなるお湯の中にいることに気付かず、最後にはゆで上がってしまう、という「ゆでガエル」理論を久々に目にしました。

 

ひょっとすると気候変動や大災害、戦争を除き、構造的に人口が減っていくなんてコトは人類の有史以来初めてなのではないでしょうか。生存環境を克服した人類は、放っておくと増えるのでしょう。ただ、無尽蔵に増えるのも自然に反しているのかも知れません。

 

今、はじめて、生き物として減っていく道を辿るのが人類だとしたら、そりゃ、五感で気付かなくてもしょーがないのかも知れません。人手不足の解決策を探すのが常道でしょうが、昔は、地球人口は少なかった訳です。その時、不幸だったとも思えません。

 

「減り行く道でも幸せに生きる」というテーマもありかな?って思ってしまいました。