車8社、世界生産21%減 中国製部品の調達滞る(2022/5/31日経2)
国内常用車メーカー8社がまとめた4月の世界生産は、前年同月比21%減の163万台だった。前年実績を下回るのは2カ月連続となる。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた中国・上海市などでのロックダウンで、部品が調達できなくなった。海上輸送の遅れも重なって日本国内での生産に用いる部品調達にも影響が広がった。
ロックダウンの影響が拡大した背景には、日本の車大手がグローバル調達を進めるなか、中国の供給網の重要性が高まったことがある。上海のロックダウンは6月1日に解除され、各社は影響が緩和していくと見込んでいる、とのこと。
供給網の断絶、生産の停滞、値上げの記事が溢れています。コロナ禍やウクライナの影響は、つながったグローバルな経済環境のあちこちで、さまざまに影響しているのですね。
平和が保たれていた時代に広がったグローバル網は、危機と共にちぎれています。この記事は日本国内自動車メーカーに焦点を当てた記事ですが、世界中の生産拠点で、大なり小なり同じような影響があるのでしょう。
グローバルドミノ倒しの始まりだったらと恐れています。「グローバルな環境が悪い影響を」などと言う声も聞こえてきますが、戦争もロックダウンも人災です。世界の平和を祈り、できるコトをやりましょう。