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断食月の中東 食材セット、価格2倍に 食料高が直撃(2022/4/15日経12)

 

ウクライナ侵攻で引き起こされた穀物などの食糧価格の高騰が、イスラム教の断食月(ラマダン)に入った中東を直撃している。通貨安に見舞われているトルコや世界最大の小麦輸入国のエジプトなどでは影響が特に大きい。

 

信者が日中に断食するラマダンでは日没後、家族らと食事をとる習慣があり、神聖な月の食卓に打撃を与えている。トルコのスーパーでは日没後の食事に使う食材が詰め込まれた「ラマダンパック」が1箱約2,300円で売られていた。

 

前年から表示価格は2倍の設定だ。国連食糧農業機関はロシアとウクライナの穀物輸出が急減し代替生産地が確保できない場合、22~23年に食料と飼料価格が8~22%上昇すると警告している、とのこと。

 

 

先日読んだ記事では、世界の輸出小麦の30%がロシアとウクライナから出されているとのことです。穀物などの国際物流網は整備されており、一部地域の欠乏という話にはなりません。世界中で穀物が不足するということでしょう。

 

食料、特に穀物の減は市民生活へ直ちに影響があります。今、日本もその傾向がありますが、充分に発展していない国の通貨安は輸入力に直結し、深刻な事態に発展しかねません。お腹が減っているのは良くないです。

 

特に子供たちが食べられないのは辛いです。どうすれば良いのか解りませんが、平和を望む声は小さくなってはいけません。