56円未払い、支払い命令 1分遅延で賃金カット(2022/4/20日経36)
JR西日本岡山支社の50代運転士(病死)が回送車の出発を1分間遅延させるミスをしたことを理由に1分間分の賃金など56円が支給されなかったのは不当として、JR西に未払い分や慰謝料など計約220万円を求めた訴訟の判決で、岡山地裁は19日、56円の支払いを命じた。
慰謝料の請求は棄却した、とのこと。
悲しく救われない内容です。業務上の故意ではないミスで1分間遅延したのは、誰も乗っていない回送電車です。その罰として1分間分の賃金カット56円。判決は、56円の支払いを命じ、慰謝料の請求は棄却です。
昨年3月に提訴した人は今年に入って病死です。話し合える余地がなかったのがですかねぇ。きっと記事には書かれていない、いろいろな背景があるのでしょう。そうであって欲しいです。
56円賃金カットが、人間の判断なしに機械的になされたモノであったら良くない労務管理ですが、これが人間の判断であったら子供染みています。考えられない程に関係性が歪んでいますよね。
注意すれば良いですよね。それが出来ない環境だったということですか?そうこうしている内に運転士さんは病死です。私たちだったら話し合います。話し合える環境があることは健全です。
古来より話し合いは優れた問題解決方法です。「話せばわかる」ですね。そして話し合いが出来ない環境の職場は虚しい限りです。