「カンバン方式見直す必要」(2021/12/23日経17)
日本自動車部品工業会の会長は、「(在庫を極力持たない)カンバン方式は見直す必要がある」と語った。自動車産業で一般的な生産の仕組みについて、部品業界のトップが見直しに言及するのは異例。半導体などの部品不足を踏まえ、見解を述べた。
カンバン方式は完成車の工場で、紙などで作った表「かんばん」のやり取りで在庫を管理し、部品を必要な時にその都度供給してもらうようにする仕組み。部品の在庫を極力持たずに生産効率を上げるやり方として、世界の製造業に広がった、とのこと。
「痩身よりも小デブが最強!」と、デブ友が主張していたのを思い出します。カンバン方式は、Just IN Time(JIT)に通じます。これを実現するために、部品を供給するメーカーは労苦を背負う必要があるのですが、なぜ、これがまかり通るのか?エースで4番のスター選手のいる野球チームなのです。
背番号1が強くなればなる程にチームが強くなるのです。ケイレツ企業は強いリーダーと共に大きくなれるというコバンザメ方式を戦略として選択してきたというコトではないでしょうか。
戦略としてコバンザメが不滅だったとしても、不確実性の時代の到来で、環境の変化は目まぐるしく、適度に脂肪がなければ生きられないよ~、ってことですね。