政府が昨年配布の布マスク8200万枚・115億円分が余剰(2021/10/27日経1)
会計検査院が検査し、介護施設などに配るため政府が調達した布マスク約1億4千万枚のうち、約8200万枚(115億円相当)が倉庫に保管されていたことが関係者への取材でわかった。
保管費用が約6億円に上ることも判明した。新型コロナの感染状況と需要に応じて柔軟に配布する態勢をつくれず、約3分の1に相当する物資の余剰を招いた形だ、とのこと。
この記事を読んで、政治や行政の無能を笑うのでしょうか。または、「真面目にやれ」と怒るのでしょうか。このマスクの物流は、私にとっては難題です。緊急な対応を迫られている状況で、大量に迅速に細やかな全国配布です。
ゆっくり考えれば出来ますが、失敗しても不思議はないです。緊急事態下の物流は、いつも課題が残ります。戦争における物流、兵站には緊急事態下での物流のノウハウがあると聞きます。
ロジスティクスって大事ですね。物流に携わる者は、平和下で仕事に励みながらも、いざとなれば、運んだり、届けたりで緊急時にも能力を発揮できるようになりたいですね。
自衛隊の皆さん方に研究してもらって、緊急事態下での物流の考えを少しずつでも吸収する仕組みがあれば良いと思います。世界中でロジスティクスの機能麻痺が出始めています。スマートな物流の仕組みを考えることは、世のため人のためになる立派な仕事です。