ASIA TECHインド流通、ユニコーン台頭 仕入れや物流近代化(2021/7/21日経10)
遅れていたインド流通産業の近代化を進める担い手の活躍が目立っている。外資ではなく、国内スタートアップ企業群だ。多くの商店主は大都市にある卸売市場や卸売業者で、情報量の違いで不利な値段交渉をこなす必要がある。
買い付け後は自分で運搬。仕入れの日は店を閉めざるをえない。Udaanは企業間取引のECサイト。アプリ上で透明性の高い電子卸売市場を運営する。提示価格や在庫量が一目で分かるほか、配達されるので店番をしながら仕入れができる。小口物流サービスを展開するDelhiveryは、配送だけでなく倉庫貸し、在庫管理、包装などフルフィルメントを提供する、とのこと。
非効率は大きなチャンスでしたね。複雑な国内規制は、外資の進出を退ける効果もあったようです。流通産業の先進モデルも、たっぷり勉強できたでしょう。そしてインドは市場規模が大きい。
ガラパゴスと呼ばれた我が国も、もっと違うやり方があったのでしょう。外資ECに振り回される物流業界の有り様を悲しく思います。国内企業が日本の流通産業を力強く引っ張っていく機会はあったと思います。
流通産業の進化は、まだまだ続きます。未来を見据えて、次のターンでは理想を描いていきたいです。