カプコン「身代金」拒否　犯罪集団、データ人質11億円要求か（2020/11/18日経39）

ゲーム大手のカプコンがサイバー犯罪集団に社内データを盗まれ、多額の「身代金」を要求された。同社は支払いに応じていないが、最大35万件の個人情報が流失した可能性がある。

身代金要求型のウイルスを使った攻撃は国内外で相次いでおり、深刻な脅威となっている。セキュリティアナリストは「金銭を支払ったとしても犯罪集団が要求をやめる保証はない」と指摘。

「テロリストなどへの資金援助を規制している米国では法令に触れる可能性もある。原則として支払いに応じるべきではない」、とのこと。

複雑な事情も多々ありましょうが、カプコンの「拒否」には拍手です。情報は大事ですが、一方で溢れかえってもいます。個人が、任意で提供している情報は凄まじい量です。

そして、電脳世界にある情報は、「誰かに見られる事もある」が前提ではないですか。子供の頃は電話ボックスの中に、住所氏名電話番号がバッチリ記載されている分厚い電話帳がありましたよね。データの安全性は高い方が良いのは当然ですが、我ら個々人は、企業の提供するサービスによって利便という恩恵を受けています。

利便を欠くならセキュリティが高くなくても良いモノもありますよね。難しい課題があるのでしょうが、ハッキリしているのは、このような卑劣な犯罪を許してはいけないということです。