人手不足 配送網綱渡り(2020/3/18日経17)
急増するネット通販に対し、配送網の人手不足は続いており、荷物を届ける宅配便の現場は綱渡りが続いている。
配送の現場では届け出先や従業員の新型コロナ感染を防ぐ必要もある。現場で感染が広がれば物流網自体が停滞しかねない。
ネット通販本家の米国でもアマゾンが需要急増を受け、10万人を追加採用すると発表。時給も一時的に引き上げた、とのこと。
巣ごもりで需要急増は解ります。需要激増で配送網がパンクするのも解りますが、コロナショックを背景に配送ネットワークで働く人を増やすのでしょうか?
これは一時的な現象です(そうじゃないと困るのですが)。ということは、何時かは巣からは出てくるのです。収束の時を見定められない現象に対して雇用を増やすというのは正しくないように思います。
正常化して需要が冷えたらクビってことでしょうか。日本では、雇用はそんなに臨機応変ではないように思います。一方で、アスクルは「無理をするくらいなら受注を停止した方がよいと判断した」とのこと。
大きな厄災に怯える一人の市民としては、アスクルの判断に優しさを感じてしまいます。未曽有の災害を前に、人々は、恐れ過ぎず、勇むことなく、黙々と所要の処置を講じていくのです。
八百万の神々がおられる日本では古来より、そのようであったと覚えております。