楽天に緊急停止取り下げ 公取委「送料込み」延期受け(2020/3/11日経3)
楽天市場で一定額以上の購入代金を「送料込み」と表示する新制度について、公取委は東京地裁への緊急停止命令の申し立てを取り下げた。楽天が一律導入を延期し、緊急性が低くなったと判断した。
独占禁止法違反(優越的地位の乱用)容疑での調査は続ける、とのこと。
簡単に云うと、「出店者の納得を得ずに勝手に送料込みで売ってはいけません」ということでしょうか。
楽天市場の商売は、出店者に「場」を提供する商売です。アソコにしか売ってないアレとか、アノ地方のアレなどが買える夢の楽市楽座として発足したように覚えています。
Eコマースはどんどんと進化し、ありとあらゆるモノやサービスがネットを通じて手に入るようになりました。この激化する競争の中で楽天が勇み足ということでしょうか。確かに出店者の商売に大きな影響を与えるのですが、その裏で荷物を配送する人達がいます。
「送料込み」と聞くとドキリとします。モノが売れなければ運ぶ必要もなく、配送の仕事はなくなるのですから、商流についていかねばならないのは解っています。
でも、我が国では、消費者も荷主も配送者にキツ過ぎませんか?これに耐えていくには、本気で仕組みを変えていかないと耐えられません。。。