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トラックドライバーAKIRA

トラックドライバーAKIRA 第51話

~会場外休憩所~

AKIRA:「ふ~。」

水木:「なんかどっと疲れたよね。」

珍一:「文字なんて久しぶりに見たから、目が痛いよ・・・。」

 

AKIRA:「先生も、かなりキャラ濃いしね・・・。」

 

珍一:「いきなり”トラック方丈記”って言われてもなぁ・・。」

 

水木:「運送会社起業の講師なのに、名前が”海空”て・・・」

 

一同:「ハハハ・・・」

珍一:「でも、海空先生の言ってることは、難しいけどなんとなく分かるよね。」

 

AKIRA:「うん。トラックのスキマの話も、意識したことは無かったけど実際に起きてることだもんね。」

 

・・・・

・・・

・・

 

~教室~

キーンコーンカーンコーン。

海空:「それでは、午後の部をはじめるか。」

一同:「ふぁい!おなしゃす!」

海空:「うん。前半のおさらいをするぞ。物流会社を取り巻く環境は、、」

 

海空:「荷主(物流会社)は、ドライバー確保に悪戦苦闘・・」

 

海空:「一方、運送会社は多重構造でタイヘン・・・ドライバーは、働く時間は長く、給料は安い。」

 

海空:「ドライバー不足と言われているが、トラックの積載率をみると、1日で40%くらいって話だったな。」

AKIRA:「ふぁ、ふぁい。」

 

海空:「仕事に着目すると、トラックには、7つのスキマがあり・・・」

 

海空:「荷主(物流会社)には、7つのニーズがある。」

 

海空:「この2つの表はかなり大切じゃ。覚えておくように。」

 

三人:「ふぁ、ふぁい!」

 

海空:「わかりやすくいうと、物流会社(荷主)の7は”山”、運送会社(トラック)の7は”谷”じゃ。」

AKIRA:「山と谷・・・・」

 

海空:「コホン。運送会社は7つのスキマに荷物を埋めたい。」

海空:「物流会社は配送の7つのニーズを解決したい。というのは分かるな?」

 

三人:「ふぁい・・・」

 

海空:「この7x7がうまく合致すれば、人手不足や積載率など、いろんな問題が解決するとは思わんか?」

 

海空:「つまり・・・・・」

海空:「こうっ!!!」ジャラッ!!

 

三人:ビクッ!

 

海空:「こーゆうこっちゃ。」ジャラッ。

 

三人:「ふぁ、ふぁい・・・(腕のジャラジャラが気になる・・・・)」

 

海空:「しかしそううまくは行かないんじゃ。次の頁をご覧あれ。」

 

つづく