AIが人を格付け 金融の与信審査で普及(2018/7/1日経13)
AIが様々な個人データを分析し、人を「格付け」するスコアリングの技術が急速に発展する。
とりわけ金融の与信審査などで世界中に広がっている。代表的なのがアリババ集団の「芝麻信用」だ。個人情報の公開や交友関係、返済能力、信用力、行動特性の5つの視点でAIが個人データを分析。
高スコアだと低利で多額のお金を借りられるほか、レンタカーやホテル宿泊で保証金が不要になる。各国政府とも連携、在職証明や資産照会といった手続きを軽減する優遇も受けられる、とのこと。
表現が下手で誤解されるのが得意なYにとっては朗報ですかね。
我が国の人は、「俺が、俺が」よりも静かに「陰徳を積む」を心がけている人が多いですよね。
日本のオヤジ共は、やっぱり高倉健に憧れているのです。その美徳の価値判断を人の心ではなく、機械が行うところに白けるトコロはありますが、「こいつら、何考えとるんじゃ?」なんて悪口いわれながらも、自己主張の強い背伸び上手の連中をあっさり格付けスコアで上回るのは、小気味が良いかも知れません。
ITは地球をどんどん狭くして、多様性は増すばかりです。コミュニケーション能力の向上は必須ですが、それだけでは追いつかない。AIが、見えないヒトの信用を可視化するのも「有り」ですね。
良い人が得をする世界が広がれば、地球の平和につながるかも。