価格転嫁悩む 海運各社(2018/6/27日経19面)
船舶燃料に対する環境規制強化まで1年半を切り、海運各社がコスト上昇分を運賃に転嫁する姿勢を強めている。各社は荷主に負担を求める方針だが、どこまで転嫁できるかは不透明だ。
日本船主協会長は「環境コストは社会全体で広く負担していただきたい。」とのこと。
この手の記事にはいつも戸惑いを感じます。商売の元手が上がれば、売値も上がります。当たり前のことではないでしょうか。
値上げの影響を緩和するため、最初は、売手が泣くこともありましょうが、それは永くまともな商売を続けるためです。この記事にある値上げ原因は環境規制への対応です。地球規模の国際的な取り決めです。
相当に昔の話ですが、悪天候が続いてネギの値段が急騰したことがあり、その時のお好み焼き屋のおっさんと常連の会話です。
「ネギ焼きを注文されるとドキッとしますねん。寿命縮まるわぁ」、
「おっさん、そりゃアカン。今だけは値上げしなはれ。おっさんが死んだら、わしら、何処でお好み焼き食うっちゅうねん?」、
「おおきに、そやけど、もうちょっとがんばってみるわ。じきにネギの値も戻ります。ありがたいことにネギ焼き好きなお客さん多いから、喜んで食べてもらいたいねん」、
「えらい!おっさんは商人の鏡や!よっしゃ、ネギ焼きもう一丁や」、
「だから、ネギ焼きはあかんて。。。」
「うそや、うそや、とん平焼きのデラックスや」
「あいよ!とんデラ一丁」