「廃県置州」で日本に活力を 私見卓見(2018/6/20日経26)
明治維新から150年、ひたすらヒトは増え、所得は増え、税収は増えた。だが、この先は坂を下るように減り始め、年を追うごとに厳しい下り坂となっていく。
統治システムも大胆にリセットする必要がある。市町村を含め、横並び意識が日本全体の財政を悪化させ、不要なハコモノを増やし、非効率を招いている。明治の「廃藩置県」が人口拡大期に備えた政治革命だったとすれば、未曾有の人口縮小期に備えた政治革命は「廃県置州」だ、とのこと。
廃藩置県が行われたのは約150年前です。それから殆どの変わらずに今の都道府県が続いています。人口減少や過疎も引き金になりますが、情報通信などの技術進歩は天地がひっくり返る程に目覚ましく、コミュニケーションの問題はとても小さくなりました。
確かに行政区のガラガラポンを考える時期ですね。なぜなら、このままだと多くの人が住み辛くなっていくからです。文明の利器を多用して合理的に出来ることはドンドンやらねばなりません。「ヒトの気持ち」という感情の問題は、思い切って後回しですね。ふる里の名前が変わるとか、母校がなくなるとかは、辛いのかも知れませんが、これからの子供達の世界を少しでも良くするためなら、ソコは譲りたいですね。その延長戦で、少しばかりの不自由や変化も受け入れるべきですね。
日本の明るい未来のために己にも出来ることがあるなら、嬉しいじゃないですか。