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動けない日本列島 中 「体もたない」逃げる人材(2018/3/28日経2面)

 

引っ越し作業員に関する記事です。引っ越し作業の現場から、より稼げる、より快適な職場へと人が動く実態が紹介されています。

 

この春、多くの引っ越し屋は、一人でも引っ越し難民を減らすために相当な努力をしています。Yも応援で引っ越し会社の現場作業に出ています。と言ってもたった3日間なのですが。。。

 

実体験として感じる引っ越し現場は「過酷な仕事」ではありません。「応援」という気楽さもありますが、額に汗する現場仕事には心地良さもあります。

 

引っ越し作業の現場は、普通の現場労働です。どんな現場仕事もそれぞれ大変ですので、引っ越しだけが殊更に敬遠される仕事になるとは思えません。

 

ですが、悲しいコトはありました。顧客が約束を守ってくれないのです。「現場に行ったら何の準備も出来ていない」、「転居先でも1時間以上待たされる」というものです。「あり得ない!」と驚く私に、引っ越し会社の人は「良くあるコトですよ」と。

 

引っ越し作業員という職業は、約束やぶりを平気で受け入れなきゃいけない程に低い位置にあるのでしょうか。考えてみたら、この国では、どんな現場仕事も必要以上に低い姿勢を強要される雰囲気がありますね。「体ももたない」かも知れませんが、「心がもたない」もあるように思います。

 

Y は、この週末、もう一度現場に出ます。お手伝いしか出来ませんが、一所懸命に汗を流し、お客さんからの「ありがとう」が聞ければ嬉しいですね。

 

ガンバレ現場、かんばれ引っ越し屋さん、そしてガンバレ「ありがとう」