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トラックドライバーAKIRA

トラックドライバーAKIRA 第38話

珍:「兄上っ!」

珍:「どこで道草くってたんですか。そろそろ”お祝い会”はじまりますよ!」

 

劉:「ん?・・・ああ、そうか」

 

 

珍:「ん・・・あなたたちは・・・・?新入社員の方ですか?」

 

AKIRA:「はあ、まあ。。」

 

珍:「ちょうどよかった。今日はお祝いの日ですので、一緒に入社式もしちゃいましょう!」

 

ガラッ。

 

 

「おっ!帰ってきたか!」

 

「おかえりなさい!」

 

劉:「おう。新入社員3人もつれて来たぞ!」

 

一同:「お、おなしゃ~す・・・。」

 

 

珍:「え~、コホン。それでは皆様、杯をお持ちください。」

 

 

珍:「え~、”珍劉運送店”一周年記念の前に・・・・喜ばしいお知らせがありますっ!」

 

劉:「・・・・・」

 

 

劉:「ちょっと、車のメンテ忘れてたから席外すわ・・・・」

 

珍:「兄上っ!それは後で!!」

 

劉:「・・・」

 

劉:「わり、ちょっとトイレ・・・」

 

珍:「兄上っ!我慢してください!大切な話なんですから!」

 

劉:「・・・・。」

 

AKIRA:「・・・??」

 

珍:「コホン。それでは、お二人、前へどうぞ。」

 

 

珍:「ケッコンすることになりました!」

 

AKIRA:(・・・確か、劉の妹と、劉の親友だったよな?)

 

(この二人、結婚したのか!)

 

珍:「えー、それでは、劉兄さんから一言頂きたいと思います」

 

劉:「・・・・・・。」

 

珍:「劉兄さん、どうぞ?」

 

劉:「・・・・・・。」

 

 

劉:「ふぐっ・・・ぐぅっ・・・・」

 

AKIRA:(!?号泣?!

 

珍:「・・・ほら、兄者!何日も前から考えてたでしょ。」

 

劉:「お・・おう・・・。」

 

 

劉:「も、桃・・・。」

 

一同:「・・・・。」

 

劉:「桃が生まれた時、お・・・お兄ちゃんはすごく嬉しかったんだ・・・。」

 

劉:「桃がまだ赤ちゃんの時に・・・オヤジが病気になっちまって・・・一気に貧乏になってなぁ。」

 

劉:「よく”お兄ちゃん、お腹空いた”って泣いてたよなぁ・・・。」

劉:「腹いっぱい食べさせてあげるために、一生懸命働いたけど、全然つらくなかったよ。」

 

劉:「・・・珍が生まれてから、桃は立派なお姉さんになりました・・。俺は帰り遅いから、家のことを全部桃に任せちゃって・・・。でも、泣き言言わずよく働いてくれた・・・。」

 

劉:「桃のおかげで・・・・貧乏な暮らしだったけど・・・みんな笑顔で過ごすことができました。」

 

劉:「・・・・・。」

 

劉:「こんな世の中だから、何が起こるか分からない・・・。ツラい時もくるかもしれない・・・。でも、、、」

 

 

劉:「二人とも、本当におめでとう・・・。」

 

つ~ん・・・。

 

AKIRA:(必死にやってきたんだなぁ・・・。)

 

 

 

第39話へ続く