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鉄塔塗装作業6割短縮 独自の工具開発(2019/11/20日経12)

 

東京電力は送電線を支える鉄塔の保守作業の効率化に向け、独自の工具を開発した。鉄塔の腐食を防ぐ塗装作業の時間を6割短縮できるとし、2019年度中の現場導入を目指す。

 

現場作業の担い手が不足するなか作業の効率化につなげる。鉄塔は風雨にさらされるため、腐食を防ぐために定期的に塗装工事を行う必要がある。

 

一般的には電動の研削機を使って錆を落とすが、錆の飛散を防ぐために鉄塔にネットを設置する必要があった。研削機に専用の吸引ホースを取り付け、錆を落とすと同時に集じんできるようにした、とのこと。

 

 

1000円散髪で見たことのあるアレです。

 

髪を切りながら切った髪を吸い込むバリカンと掃除機をくっ付けたヤツです。

 

それにしても6割削減とは!恐ろしい高所での作業で、このカイゼン効果は安全性の向上にも貢献していますね。きっかけは人手不足とのこと。働く人がふんだんに投入されるのであれば、このカイゼンはなかったのでしょうか?

 

送電というインフラを支える大事な仕事で、とてつもない高所作業ということで、保守的で新しい試みを嫌うのは解ります。でも、担う人が少なくなるという致命的なピンチは簡単な仕組みのすごいカイゼンを生むのですね。

 

記事にはドローンの活用などもありましたが、ITやAIや最新技術だけでなく、1000円散髪のアレですよ。窮地に追い込まれると人間は、身近な道具やアイデアで、さまざまな工夫をするのですね。

 

あぁー、散髪いきたい。