
カッチーーーーン。
AKIRA:
「なんだよ!いらねぇって言ってるだろ!
困ってると思ったから持ってきてやったんじゃねえか。
吉五郎:
「いいや受け取らねぇ。
四の五の言わずにそっちが受け取れってんだ!」

AKIRA:
「大体おまえ、なんだよその口のきき方は!お前、藤物(藤田物流サービス)の社員だろ!
そんなんでドライバーやってけんのかよ!?」
吉五郎:
「ああ、やっていける。おらぁ、無意味に人にペコペコするのが大嫌ぇ(でぇっきれぇ)なんだ。
ドライバーはペコペコすんのが仕事じゃねぇ。モノを運ぶのが仕事だ。
だいいち、おらぁ出世なんかしたくねぇんだ。
おらあ毎日神様に、出世しませんようにって、祈ってるんだ。ピ~」

AKIRA:(こいつ・・・)
この野郎!受け取りやがれ!
受け取らねぇ!
受け取りやがれ!
受け取らねぇ!


受け取らねったら受け取らねぇっ!!
キセルポロッ。

AKIRA:「ちょ、お前そこに座れ・・・。」
ゴリュッ。

とっとっと!


ポコ。
吉五郎:「ん”っ・・・」
AKIRA:「あっ・・・・」
・・・・・。
・・・。

いや、今のは、違くて・・・!
吉五郎:「・・・てめぇ・・・。」

やりやがったなっ!?
キッ!!!!
つづく
