潮時(2025/10/21)
毎週水曜日の夜に、NPO法人伝三郎商会の打ち合わせがあります。19:30から始まり、90分間を目途としていますので、21:00頃に終わります。
そこからがラーメンを食べに行くのが、お楽しみでした。
長い間、習慣になっていたのですが、夜9時過ぎに、二郎系ラーメンを食べる罪悪感は跳ね返せるのですが、体調管理の面では、さまざまに不都合が出て来ました。そんな折に、いつものお店に閉店のお知らせが。。。
夜のラーメン詣を快く思っていなかったブリのカミさんが言い放ちます「潮時だね」。
ラーメンが好きです。そして、この水曜日の夜に食べるラーメンは、一番おいしく感じられるラーメンだったのです。
毎週×数年間ですから、店主は我らのトッピングコールは覚えています。「いつもので、いいっすね?」といって出してくれるラーメンは、仕事に疲れた脳みそと体と心に沁みるのです。あのムシャムシャ、ワシワシの満足度はおっさんの幸せとして極上であり、幸福を感じる時間だったのです。
閉店のお知らせを聞き、潮時を悟った(悟らされた)われらはプッツリと水曜日のラーメン詣を止めたのです。
ところが、この日は無性にラーメンが食べたい気分になり、昼間からLINEで「今日は、新橋にラーメンを食べに行こう」とブリを誘いました。もちろん、返事は「Yes!」です。
そこで一計を案じます。背徳感を和らげるために「赤いチャリンコ」で行こう。そうすれば幾分かのカロリーは消費されるではないか!
小賢しいことを考え、いそいそと向かった新しいラーメン屋。
たしかに美味しかったのですが、あの頃の満足感には届きませんでした。
「潮時やなぁ」改めて悟った夜でした。