さんま(2025/9/23)
毎年の恒例行事ですが、さんまを食べにいきました。
去年とは違いますねぇ。見ているだけで嬉しくなります。
去年も一昨年も、時期は遅いし、小さいし、痩せていたではないですか。
それが、今年のは堂々としています。
マラソン選手とラグビー選手の差があります。
これ、これ!これが秋刀魚ですよね。
炊き立ての白いご飯とサンマを頬張るこの幸せは、この国に生まれ育った者の特権ではないでしょうか。
でもね、何やらひねくれた感情もあるのです。
去年のさよりの様な貧弱なさんまを食べた時、なにやら貴重な一時を無理やり楽しむような心持ちも、あれはあれで良かったなぁ、などと思うのです。
長年、思い続けている夢があります。
珪藻土を削り出した長火鉢にウバメガシの備長炭で焼く根室のさんま。それも、煙で燻され表面は真っ黒け、薄皮剥いだら熱い油がジュックジュク。大根おろしもスダチも要らず、振り塩だけのさんまを食べて、冷たい日本酒をキュウっと飲む。
さんまを前にすると、さまざまに思うことがありますし、サンマの思い出は頑張らなくても10以上は直ぐに浮かびます。季節感が明確な食べ物って楽しいですね。
でも、それに比べて、栗や、さつまいもは色あせています。ごめんなさい。
にぎやかに、いろんな事を考えるのですが、結論、きょうも元気だ、ごはんがうまい!