伯方島(2025/9/9)
まだまだ暑いですが、秋の大運動会の日がやってきてしまったのです。
今治伯方島トライアスロンは9月の敬老の日絡みの3連休に固定されつつあります。
今年も制限時間内に完走することだけを目的に1.5kmのスイム、40kmのバイク、10kmのランに挑んできました。
なんとか、完走できましたが、年々、体調を整えるのに苦労がつのります。
この伯方島、「はかたの塩」で有名な島ですが、海事関連事業を営む者にとっては特別な島です。造船所もありますが、とても力強い船主業を営む企業グループがおられます。我らは、そんな島のみなさんとのお付き合いを続けております。
この日の夜は、島のみなさんの力を借りて、予約困難な島のお寿司屋さんを予約してもらいました。
期待と解放感にニヤニヤしながら、寿司屋に向かう道すがらです。
おばあさんとおじいさんが、ゆっくりゆっくりと歩いていました。狭い道ですれ違う時、お二人共に「こんにちは」と声をかけてくれました。この島では、出会った人に挨拶するのは普通のコトです。私も挨拶を返します。
お二人は、私と目を合わせたあとで、お互いを気遣うように向き合ってから歩き出しました。
慈愛という表現で良いのでしょうか。相手をおもんぱかりながら、いつくしむその姿がとても素敵な光景でした。
人口が減り、過疎化も進むこの島でキャアキャアとトライアスロンではしゃいでいたのを恥ずかしく思います。
厳しい現実と風雪に耐えながら丁寧に暮らし、ついに豊かな時を得たのであろうお二人の姿がとても素敵に見えましたので、思わず振り返って画像に収めさせてもらいました。