冬の山(2025/1/21)
大峰山は、奈良県の南部にある山で、修験道の聖地との宗教的な理由で女性の入山を禁止する女人禁制を採っています。
国立公園内の公道であるため、「法律違反であり、人権的に不当である」と改善運動が起きているそうです。
この日、この山に入ったのは9名のようです。みなさん、修験者には見えませんでした。物好きな人っていますよね。
雪は降っていないのですが、登山道にはミッチリ雪が積もっています。
登山口で簡易アイゼンと雪用の脚絆をつけました。一歩一歩が踏みにくいです。
山頂にある大峰山寺は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成要素の一つであり、修験道の根本道場です。
登山道入り口から頂上まで、3時間30分程かかった道は1300年間、多くの人が守り続けてきた道だそうです。
目に見えないすごい力に溢れている霊場のように思っていました。身が引き締まり、心の内にフツフツとした何かが沸くのではないか?と期待していましたが、ふつうに冬の山でした。
雪道をヨチヨチ歩き、山頂のキレイな景色をみて、下山していました。うーん、これで良かったのでしょうか。。。
下山して、かみさんに無事下山のLineを入れたトコロ、「楽しかった?」ときかれ、「天気は良かった」と返事している自分が可笑しかったです。