物流24年問題(2023/10/10)
物流業界の人手不足が懸念される「2024年問題」ですが、少し視点を変えた意見が2つあります。
一つは、働き方改革はトラックドライバーに必要なのか?ということです。トラックの性能は一昔前より格段に向上しており、安全運転に資する技術の向上と、その実利用が進んでいます。重大な事故発生も少なくなってきているでしょう。高速バスの事故などの事例がありましたが、運行管理は、キチンとしているのも、機能していないのも千差万別です。
トラックドライバーは、もっと働きたい、稼ぎたいと思っています。機能している運行管理+トラックドライバーの健康管理+働く意欲、この3つが満たされている場合は、もっと働けないですかね?このままでは、誰のための働き方改革なのかがわからなくなっています。
もう一つは、「置き配」です。この推進は有効ですので、どんどん、進化していって欲しいです。でも、どうやって集合住宅のオートロックを抜けてきているのでしょう?
同じ、集合住宅内への配達があり、別件を利用した「置き配」ということですよね。そうでなくても、盗難など、セキュリティ面での問題はあります。カメラ認証やスマートロックや扉、宅配ロッカーはまだまだ進化します。新たな課題に対応する多方面からの物流課題解決法を、発着荷主が積極的に採用することで効果をあげて欲しいです。