絵本(2023/6/13)
ものすごく、ゆっくりですが、絵本を描いています。好きで描いている訳ではありません。ある計画の理念を表現する絵本なのです。超長期の計画なので時間はあるのですが、それでも描き上げたい時期はあるのです。
いつも「描かないと」と思うのですが、なかなか描けない心の問題があります。
以前、飛行機の中でiPadを使って、とても上手な絵を書いている人が隣に座っていました。絵も凄いのですが、作業そのものに惹きつけられました。なにかが創造される過程というのでしょうか。タコ焼きがクルクルと焼き上がっていくさまのようです。ずーっと横目で見ちゃいました。
子供の頃から、作業工程を見せるお店や工場には釘付けになります。ラーメン屋の麵打ちなんか最高でした。ショベルカーの穴掘りなんかも見入ってしまいますよね。
それに比べますと、私の創作活動は、明らかに幼稚で、未熟で、不格好です。小さい子供がやっているなら微笑ましいのでしょうが、50半ばのいかつい坊主頭です。不気味で怖いと思われますよね。というか、私だったら隣には座りたくありません。
人に見られると思うと、恥ずかしさを感じてしまうのですが、私にとってはこれも仕事です。恥ずかしいと思うことが恥ずかしいですね。「一所懸命やっているんだ、恥ずかしくはない」と自分自身に言い聞かせ、これからは移動中にも描いてみます。