小麦在庫、10年ぶり低水準 国際価格8月から14%高(2022/11/08日経11)
小麦の需給逼迫懸念が再び強まっている。一大産地の米国は感想の影響で大幅な増産予想が崩れ、深刻な干ばつに見舞われた欧州でも作柄が大幅に悪化。
ウクライナ産の輸出が再開されても供給不安は解消せず、世界の食糧事情の改善は遠い。供給が減れば域内の価格にとどまらず中東や北アフリカ向けの輸出価格も上昇し、新興国や途上国の物価高が政情不安を招くリスクも高まる、とのこと。
ウクライナへの侵攻が始まってから心配していますが、小麦が充分でないという情報は、心も体も冷たくさせます。そば、うどん、ピザ、パスタ、そして何よりラーメンが大好きです。
飢えの恐怖は感じていませんが、普段食べているモノが手に入りにくくなるというのは底の知れない恐怖です。天候の不良で採れない、作柄が悪いというのはあるのでしょう。
残念なのは、黒海からの船舶輸送が滞っていたり、航行の不安が拭えなかったり、船舶保険が高くなりすぎたりという輸送の問題もあることです。世界の分断が深刻であっても、食料の輸配送には影響を与えないやり方はないのでしょうか。世界の政情不安リスクがあるのですから食糧輸送に関しては「国境なき船隊」があって欲しいです。
「運ぶ」仕事は平和が支えているのですね。