環境保護に全株を寄付　パタゴニア創業者4300億円分（2022/9/16日経13）

アウトドア用品大手、米パタゴニアの創業者であるイボン・シュイナード氏（83）は14日、保有していた同社の発行済み株式のすべてを環境NPOなどに寄付したことを明らかにした。30億ドル（4300億円）に相当する。

同社は売上高の1%を環境保護に充てる活動などを続けてきた。シュイナード氏は「環境危機に対応するため最善を尽くしてきたが、まだ不十分だ」と指摘し、「当社の価値観を維持しながら、危機と闘うためにより多くの資金を投じる方法を見つける必要があった」と述べた、とのこと。

20年以上前に仕事でpatagoniaの人に会いました。まだ、日本では知られていないアウトドアブランドでしたが、その時からカッコ良い企業でした。

カルフォルニアから来たその人は、半ズボンでした。山に入ったらなかなか出てこない人や、毎朝サーフィンしてから昼前に出社する同僚の話を聞かされて、この人たちと仕事の話をして良いのか判断がつきませんでした。

でも、ステキで立派な企業と経営者ですね。創業者は、「当社の価値観を維持しながら、危機と闘うためにより多くの資金を投じる方法を見つける必要があった」と述べ、再投資分を除くすべての利益を配当金として払い、環境保護に回すのだそうです。patagoniaは今も衝撃です。