時間争奪戦、企業も揺らす 「タイパ」重視、楽曲イントロ半減(2022/9/13日経1)
コンテンツは早見やスキップ、家事や買い物も時短と日本はかつてない高度化社会に突き進む。配信ドラマを見る時は1.25倍が標準だ。
「ドラマの間とか情景描写が嫌。とにかく先を知りたいし、無駄な時間をすごしたくない」。特に若い世代は不安定な低成長期で育ち、少しでも時間という資源を有効に使いたい意識が強い。
生活行動の高速化を求める比率は1999年の37.4%から、2019年に57.4%へ上昇した、とのこと。
「1日24時間という限られた資源」と書かれていますが1日に拘らない考え方もあります。2泊3日の旅を楽しく、充実した1週間、素敵な1年という具合です。
タイムパフォーマンス(タイパ)を重視する傾向は、強い重圧に押さえつけられた若者?子供たちの悲鳴であると思いますが、世の中全体が、こぞってタイパ重視に向かっているとは思えません。
「のんびり」は、今も、忙しい人誰もが憧れる言葉でしょう。デジタルは光の速度で世界を駆け巡りますが、モノはそうはいきません。今日も明日も、えっちら、おっちらです。「モノの流れ」物流は、情報と速さを競っても詮無いですね。
物流も速い方が良いですが、その実現にはムダムラムリを要します。バランスを取りながら、ゆっくり進化する方が良いと思うのは、おじいちゃん思考なのでしょうか。