バス・タクシー「19歳以上」(2022/4/10日経36)
バス、タクシー運転手の年齢制限が5月13日、「21歳以上」から「19歳以上」に引き下げられる。運転経験が浅いため、一定の交通違反をすれば講習参加を義務付ける。
運転手不足や、高齢化に悩む業界は若年層の人材確保に期待を寄せるが、他産業に比べて長時間労働、低賃金の傾向にあり、待遇改善も課題だ。厚生労働省の2021年統計では、50歳以上の運転手の割合はバスが65%、タクシーは86%。
タクシー運転手の年間賃金は推計で280万円と、全産業平均の489万円を下回る。長時間労働も指摘され、若者を引きつける改革が求められそうだ、とのこと。
良いと思いますが、都会ではバスやタクシーの運転手は増えそうにないです。全業種の全国平均でしょうが、賃金が低すぎます。都会では暮らしていけませんね。
それにしても高齢化に驚きますね。アメリカで日本人運転手さんのタクシーに乗ったコトがあります。「先進国で自国民がタクシー運転手をやっているのは日本だけでしょ」、「異国民が能力に見合った仕事に就くのは至難の業ですよ」、「この仕事、やりたくてやっているヤツはいませんよ」、とのこと。
驚きましたが、納得してしまいました。「働き方改革」の要諦はまだ掴んでいませんが、きっと、かけ声だけでは、どうにもならない深い問題に育っていそうです。