英、ガソリン不足深刻に トラック運転手不足 店舗閉鎖で客殺到(2021/9/29日経12)
英国でガソリン不足が深刻になっている。輸送に必要な運転手が足りず一部店舗が閉鎖したことをきっかけに人々がパニック買いに走ったためだ。
政府は軍を動員してのガソリン輸送を準備しているほか、一時的に就労ビザを緩和して輸送に必要な運転手を確保しようとしているが、産業界からは解決にならないとの批判も出ている。
ガソリン各社について競争法の適用を一時的に免除し、各社が共同輸送や情報共有などをできるようにする用意もある、とのこと。
移民運転手がコロナ禍で英国を去り、EUを離脱した英国に再入国するには、語学力などをクリアしてビザを取得せねばならないそうです。約10万人のトラック運転手が不足したまま、とのこと。
ガソリンだけでなく水などの欠品も続いているようです。そして、人手不足は深刻だそうです。産業の底辺を支える労働力を移民に頼ってきたからですね。構造的に深刻な危機です。
我が国の場合は、ドライバーの枯渇が一挙に押し寄せる環境ではないのでしょうが、物流クライシスの連鎖的影響とこれを克服する手法を学ぶには良い機会だと思います。
対処法と根本治療があると思いますが、健全な根治を目指すなら、ムダムラムリを小さくし、運送効率を良くすることでドライバーの待遇も改善することではないでしょうか。G.comは実現可能な危機回避を考え続けます。