Game Changer挑戦者たち 世界標準の自動運転OSへ(2021/01/13日経11)
巨大な自動車産業を根本から変える技術として、国内外の企業がしのぎを削る自動運転。その弱肉強食の世界で、海外の有力企業と手を組み、名をとどろかせているのがティアフォーだ。
開発したOS「オートウエア」は自動運転車の頭脳だ。立ち上げた業界団体にはトヨタ、LG電子、英アームなど60社弱が名前を連ねる。自動運転の分野で、世界共通の基盤としての地位を獲得しつつある、とのこと。
この特集はいつも面白いですね。グッとひきつけられるのは、「様々な組織が力を合わせて、皆が改良していく「自動運転の民主化」だ。「小さな成功体験を積み重ねて世界を目指す」。すべてを公開して皆でプラットフォームを作っていくモデルは、GAFAの独壇場に風穴を開けようとしている」、というところです。キラキラの理想を掲げて巨大な敵に挑むドン・キホーテが居たのですね。
最近、「プラットフォーム」という言葉を使わざるを得ないのですが、抵抗を感じています。共通の基盤というモノは、皆のためになってこその共有財だと思うのですが、その効用がもたらす情報と利益に目がくらみ過ぎです。「私欲にまみれたPlatform」って最初から終わっていると思います。
ティアフォー、がんばってください。G.comもがんばります!