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Gのコラム 186

「稼げる水産業」三陸から挑む(2020/12/02日経11)

 

ワカメ漁師の3代目として生まれる。「荒波にもまれるほど、強く太いワカメに育つんだよ」が先代の教え。

18歳「外の世界も見てみたい」と5年の期限つきで地元を離れる。23歳、祖父が急逝、家業に戻る。他の仕事を経験したことで漁業の課題を認識した。25歳、東日本大震災。津波で家も船も、工場もすべて流された。「つらい時こそ、仕事を楽しくしたい」。復興に奮闘する。28歳、フィッシャーマン・ジャパンを結成。40人の新たな担い手を育てた。

将来、自分の子供が漁師を継ぐと言ったら「キツいけど会社員の3倍は稼げるぞ」と言える仕事にしたい、とのこと。

その昔、読み書きソロバンが出来て、多少の教養を詰め込まないとスーツを着て、オフィスで働くことはなかったのでしょう。これからは、事務仕事はAIがやる時代がやってきます。「職に貴賎なし」ですが、漁師というのは働く喜びが大きいのでしょうね。自然と共に暮らし、自然の恵みを分けてもらい、皆の食卓に美味しい食材を届ける仕事に憧れます。都会育ちの私には、望む資格もなかったです。仕事は、キツいかもしれませんが、昔ながらにやる必要もないですから、便利で機能性の高い道具を取り入れながら、働き方改革が出来るはずです。

時流に合わず、人気のなかった仕事を、やり方次第で充実した仕事に変える試みに賛同します。がんばれニッポンの農林水産業!