中国、2035年に全て環境車 新車EVなど5割 残りはHV(2020/10/28日経1)
中国政府は2035年をめどに新車販売のすべてを環境対応車にする方向で検討する。50%を新エネルギー車とし、残りの50%を占めるガソリン車はすべてHVにする。
世界最大の中国市場の方針転換は、世界の自動車大手にも対応を迫る。19年の新車販売に占める(EVを中心とする新エネ車の)比率は5%だったが、25年に20%前後、30年に40%前後、35年に50%超まで高める、とのこと。
放置しておいても環境車率は、かなり高まるでしょうね。強力に政府が牽引するのですから、15年も待たずに一機に進むのでしょう。
ここ数カ月で急激に環境に関する意識が加速しているように思います。記事の最後の方ですが、部品などを海外に依存しない中国独自のサプライチェーンの構築や、自動運転分野の開発を進める方針も示し、「自動車強国」への転換を目指すとのことです。
少し前まで、中国と云えば「自転車王国」というイメージでした。大量の通勤者が自転車で群れを成す風景の印象が強いのですが、あの自転車が自動車に代わっていったのですから二酸化炭素の排出量は増えてしまいますよね。でも、都市化が進みどんどん都市の利便が増していきますと自家用車の出番も少なくなると思います。
実際、東京の暮らしに自家用車は要らなくなってきていますよね。もっとecoが進み、自転車に戻る時代が来るかも知れませんね。加速する環境対応の中で、地球がきれいになって住みやすい星になってくれることを願います。