トラック運賃 一段安 工業品輸送鈍く（2020/7/29日経18）

長距離輸送トラックのスポット運賃が下落している。コロナウイルスの影響で工場が止まり、自動車部品など工業製品の輸送需要が振るわないためだ。

東京-大阪の運賃は4月に比べて約6％安。ネット上で荷主とトラックをマッチングする荷物仲介サイトの幹部は「『運ぶ荷物がないよりはまし』と相場よりもはるかに安い値段で受注する運送会社が目立つ」と証言する。

トラック運送業界は大手運送会社など元請けを頂点とするピラミッド構造になっている。荷動きが鈍ると、ピラミッドの下層に位置する小規模な会社から仕事が減っていく。

こうした会社の安値営業が広がり、相場全体を押し下げる、とのこと。

幾度となく繰り返されるピラミッドの苦悩です。蓄える余裕もなく、搾取されるがままでは、いつまでたっても奴隷のようなものです。

農地が解放されたように、荷主情報が解放されれば、ピラミッドの高さは低くなるのでしょう。

情報産業の目覚ましい発展の力を使えば、荷主や営業の情報を容易く解放できないでしょうか？ピラミッドの上層に位置する会社は、単なる業務の遂行だけでなく、完遂する力があり、総じて信用を纏っています。

情報が解放されても下克上とはいかないはずです。そんな世界を夢見てつくったのが伝三郎商会のマッチングアプリ「G.works」です。いまのところ、思うようには進捗していませんが、あきらめずに一歩一歩進めます。