デジタルで磨く地産地消 切れたサプライチェーン(2020/6/17日経1)
新型コロナがその供給網を切り刻んだ。2011年東日本大震災などで一部寸断することはあったが、今回はパンデミック。モノの流れが世界で一気に滞った。
世界の工場である中国が感染源になったことも、前例のない危機につながった。約75%の企業が中国などからの調達が滞ったと回答。
新型コロナ感染がいつ終息するか見通せないなかで、企業は供給網の寸断リスクをこれまで以上に意識する、とのこと。
鎖から放たれるのは良いコトですが、物流連鎖網が切れるというのは悪いコトですね。
物流は「あるところ」から「ないところ」や、「得手」と「不得手」を結び、世の中を良くする効果があります。
良くなったり、無駄が省けたり、便利になったことが、逆回転してしまうのは面倒ですし、困りますよね。1年毎の業績を問われる企業や経営者にとっては「えらいこっちゃ」で、「鎖が切れたらクビとんだ」になってしまいます。
でも、最初から「こう」であったのではないですよね。蜘蛛の巣も、アリ塚も、プレーリーキャットの地下通路も、壊れたら、また作るのです。うーんと長い目で見れば、世の営みは、また綿々と続いていくのです。
その観点からすると「そういうこともあるよね」です。今までと違う日常についていくのは大変ですが、いつだって、しなやかに、したたかに、切れそうで切れない物流を紡いできたのは我らです。産業のインフラは簡単に死んではいけないのです。
ガンバレ、物流!がんばれ、G.works!