キーンコーンカーンコーン。
ジジイ:「それでは、集会をはじめます。」
ジジイ:「お前ら、アレは持ってきたか?」
四人:「は、はい・・。」
ジジイ:「うん。ようやくその袋とじを開ける時が来た。開発を続けてきた新アプリがリリースされたんだ。とりあえず開けてみろ。」
ピリピリ。
珍一:「じ・・・・」
AKIRA:「G.works(じーわーくす)・・・!?(袋とじこれだけ!?)」
ジジイ:「うん。今日はこのG.worksについて説明していくぞ。」
ジジイ:「まずは、かんたんな仕組みからだな。」
ピッ。
ジジイ:「G.worksは一言でいうと、「たのむ=荷主、荷物」と「はこぶ=トラック」を”直接”つなげるマッチングアプリじゃ。直接っつーのは、中に人が入らない(中間マージンが発生しない)仕組みってことだな。」
水木:「つまり、安いってことですか?」
ジジイ:「そういうこっちゃ。でも、安いっていうより、”余計なもんが無い”っていうほうが正しいかな。直接つながることで、「たのむ」は適正価格で配送を依頼することが出来る。一方、「はこぶ」にとっても、中間マージンが無い、いい仕事を見つけることができる。」
珍一:「直接つながることで、荷物を出すほうと運ぶほう、どっちにもメリットがあるんですね。」
ジジイ:「うむ。具体的にいうと、G.works上で取引が成立したとき発生する利用料は、運送会社は¥0、荷主が成約価格の2.5%。G.worksに参加登録する際に保証金が必要だが、これは退会するときに返金される。これだけじゃ。」
AKIRA:「荷物を運ぶほうは¥0で使えるのか。」
吉五郎:「ハイ!」
ジジイ:「(ビクッ!!)・・・ア、アホ!!声がでかいわ!!」
吉五郎:「わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又でして・・・。」
ジジイ:「それがどうした。」
吉五郎:「”システム”とか”IT”とか聞くだけで、鳥肌が立つんでごぜえやす。」
ジジイ:「・・・まあ、そうだろうな。”結局、電話が一番早い”ってのは物流あるあるだが・・・安心せい。このアプリは物流屋さんと一緒に作ったアプリなんだ。」
ジジイ:「なるべくシンプルに、超かんたんに扱えるよう作っている。」
吉五郎:「はぁ・・・。」
ジジイ:「まあ、実際に触ってみるのが一番だな。」
ジジイ:「その前に、G.worksの基本的な考え方である「たのむ」と「はこぶ」について説明しよう。」