仮想発電所 日本は有望 電力供給調整、島国で重要(2019/8/28日経5)
太陽光や風力、地熱で発電する再生可能エネルギーが世界で急速に普及している。発電コストが下がり、出力が安定しない電力をうまく融通する技術開発なども進んできたためだ。電力需要を管理する技術を持つドイツの会社のCEOに聞く。ビジネスモデルは仮想発電所(VPP)だ。
各地に散らばる発電施設をまとめて管理し、一つの大きな発電所のように機能させる。電力価格が安いときには蓄電池にためたり、発電量を抑えたりする一方、高いときは発電を増やし、取引所を通じて電力を売る。
今では8千の発電所を束ね、700万㌔㍗を管理している。欧州では域内が送電網でつながっており、他国と電力を融通することができる。日本は島国で国外と送電網がつながっていないので、VPPが果たす役割は大きい、とのこと。
散らばっているモノを「たばねる」ってことですね。それを仮想で実現してしまうのがスマートです。
天候や自然の要因で電力を安定的に生み出せない、小さな発電所が沢山できることを想定すると、「たばねる」力が必要だ、ということ。
そして、小さく不安定な力を、大きな安定した力に変えるというのがステキです。これって、プラットフォーム戦略と同じですね。プラットフォームの役割は、ルールと共通言語を整えて、公平、公正、透明することです。
ということは、VPPの考え方は、G.comと同じじゃないですか?
日本がいつか、クリーンエネルギーで自活できる国になれると素晴らしいと思います。