脱サラ地域の担い手に 培った知識・ノウハウ生かす(2019/8/21日経31)
企業を退職したり、子育てが落ち着いたりした後に、培った知識やノウハウを生かして社会で働く「アクティブシニア」が増えている。
ニコンで技術職として働いていたKさんは地元・大宮を盛り上げたいとの気持ちから、市のビジネスコンテストに応募、クラフトビール「氷川の社」などヒット商品を生み出した。
Aさんは、製薬会社戦略部での経験を活かし、地域コミュニティーを立ち上げた。生産年齢人口は2049年には、3割減る。シニアの活躍が不可欠になる。それを後押しする動きも目立ってきた、とのこと。
とても良いコトだと思います。ですが、この手の話の違和感が拭えない時があります。
それは、「ヒトは年をとれば隠居する」という常識なのだと思います。
もう時代は変わったのではないでしょうか。どんなに高齢になっても、元気であれば一生働かないと、完全に元気でなくても何かしら社会の役に立たないと、そうしないと我が国の社会は回りませんし、もったいないし、暇ですし、不健康です。
培ってきた特殊な技能や経験が活かせるヒトは幸せですが、そうでなくても、清掃でも、皿洗いでも、子守りでも、見張り番でも、何でもいいので出来るコトを自分のペースのなかで、尊厳を失わずに働ける世の中になれれば良いですね。
いつまでも「ありがとう」といわれる爺になりたいです。