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トラックドライバーAKIRA

トラックドライバーAKIRA 第53話

海空:「”見えるから、学ぶ”っちゅーこっちゃな。」

 

三人:「ほぉ~・・・。」

 

珍一:「・・・・でも、現状は、お互い見えないんですよね?見えなければ、学ぶこともできない・・・」

 

海空:「うむ。どうすれば見えるようになるか?っちゅー話じゃな。」

 

海空:「その答えの一つが、マッチングシステムにある。」

 

水木:「マッチングシステム・・・・。」

 

海空:「うん。マッチングシステムとは、かんたんにいうと、”たのむ=荷主””はこぶ=運送会社”をつなげるシステムじゃ。登録ユーザーはWEB上で仕事を依頼したり、取ることができる。そういうの、最近増えてきたろ。」

 

海空:「”たのむ=荷主”は、荷物の情報を入れる。”はこぶ=運送会社”は空車情報を入れる。システムの中でお互いの情報が見れるのじゃ。」

 

AKIRA:「マッチングシステムがあれば、”お互い見える”状態になるのでしょうか?」

 

 

海空:「うむ。いい質問じゃ。さっきの7x7の話を思い出してみよう。」

海空:「7x7は、お互いの7つのニーズと7つのスキマがみえることによって、融通しあい、ピッタリ収まるという話じゃったな。」

 

 

海空:「だが、今世の中にある多くのマッチングシステムは・・・」

 

 

海空:「掲示板的なものだったり・・・」

 

海空:「オペレーターがいて、仲介したりしているのが多いんじゃ。(海空調べ)」

 

海空:「いままで電話で手配していた仕事が、WEB上で手配できるようになっただけでは、やり方が変わっただけで、7x7をうまくマッチングさせるという物流の課題の解決にはなってないよな。」

珍一:「出された仕事とか、登録されたトラックの空きは見えるかもしれないけど、相手の7については見えづらいね。」

 

海空:「うむ。もう一歩踏み込んだ、”みえる=学ぶ”仕組みを持つマッチングシステムは無いものか・・・?」

 

海空:「しかも、人が介在しない、安くて、カンタンなもの・・・・」

 

 

「そんなマッチングシステムを探すために、方丈生活をしながら捜し歩いた結果・・・・」

とある会社が開発しているマッチングシステムにたどり着いた・・・・。

 

三人:ゴクッ・・・。

 

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三人:ドキドキ・・・

 

ペラッ。

 

三人:「あっ!?」

 

こ、これは・・・・

 

 

 

 

ふ・・・・・・

 

 

 

 

 

ふ・・・・・・

 

 

 

 

 

 

袋とじになって・・・る・・・?ピクピク

 

海空:「お前らにはまだ早い。その時が来たら袋とじを開けよ。」

 

ズコッ!

 

つづく