古紙「爆買い」段ボール危機 中国、貿易戦争で調達先を日本に(2018/10/31日経2)
米中貿易摩擦の余波で、国内段ボールが不足する懸念が広がっている。最大生産国の中国が段ボールの原料となる古紙の調達先を米国から日本に変え「爆買い」したためだ。
我が国では、インターネット通販の普及などに伴い国内の段ボール需要は旺盛だ。18年の需要が3年連続で過去最高を更新するとの見方もある。「段ボールの需要が旺盛な中でモノが止まったらどうしようもない。
循環システムの維持と段ボールの安定供給、物流の混乱回避のために輸出抑制に協力して欲しい」との訴えもある。年末商戦を控え、「箱不足」というもう一つの物流クライシスに陥らないか。関係者の表情はさえない、とのこと。
こんなトコロにも物流クライシスですか。出来そうなコトは、国内での古紙循環と、そもそも需要を減らす、ということですね。
古紙循環はいろんな商売が絡んでいてコメントが難しそうなのでパスします。「需要を減らす」方は、極力、段ボールを使わない配送梱包、いわゆる「通い箱」ですね。
もちろん、段ボールよりはコストが高くつきそうですし、通い箱を上手く回収する静脈物流を築き上げるのも苦労しそうです。でも、段ボールは、運搬が終われば不要です。アート引越センターのエコ楽ボックスの発想を広げるとネット通販モノも通い箱に入れられそうです。
段ボールは資源ゴミです。確かに資源でありますが、ゴミでもあります。これを機にゴミの少ない物流が前に進めば、ちょっと嬉しいなぁ。