台風 物流網を直撃 工場・店も広域で休業(2018/9/5日経3面)
強い台風21号は関西圏を中心に経済活動をまひさせ、工場や小売りの店舗で休業が相次いだ。
関西国際空港では連絡橋が破損し、外部と往来する高速道路や鉄道を復旧するメドが立たない。物流網への影響は避けられなくなった。航空便も欠航が相次ぎ、訪日外国人の客足が落ち込む可能性がある。
関空が物流網で果たす役割は大きい。2017年の関空経由の輸出は5兆6400億円で、輸入は3兆9400億円。連絡橋が不通のままなら関空は陸の孤島と化し、モノの流れが滞る、とのこと。
交通の要所が甚大な被害を受けると交通網、物流網に深刻な影響を与えます。
自然の猛威にも驚きますが、インフラ破損による二次被害の恐ろしさも深刻です。普段の利便を当たり前に享受しているのがいけないのでしょうか。
昔は治水工事や橋を渡すのは治世のために行う大変な政(まつりごと)でありました。今でもそうなのでしょうが、政治、行政が細かすぎるのか、技術の革新が素晴らし過ぎるのか、大所高所からの強いリーダーシップよりも、利権や縄張り争いまでもが絡み合った調整の難しさを感じてしまいます。
便利で強い国際空港は国益に直結しています。総力をあげて復旧と今後の対策が速やかに進むことを祈っております。
てるてる坊主さま、橋の神さま、工事の神さま、お力をお貸し下さい。
かしこみ、かしこみ。